Python tkinterの表示更新

tkinterを使用して表示更新するプログラムを実行した場合、途中で更新が止まる現象が必ず発生していた。
ラベル表示(tkinter.Label()）が重いからか、と思っていたが、その他の表示(tkinter.text()等)でも
発生したので、対応方法を色々試行してみたところ、以下の対応が妥当なようなことが分かったので記載。

<今回分かった違い>
<止まる場合>
　tkinter.Label()を毎回丸ごと定義しなおして、表示更新。

<止まらない場合>
　tkinter.Label()を1回使用したら、その後は必要なパラメータだけ.configで更新(※)。

<テスト用に作成したプログラムについて>
プログラム全般説明
　5行の文字列と文字色の変更を200mS毎に繰り返す。
　重い処理：tkinter.Labelは合計10ヶ作成。　(5種類×2面)　
　　　　　　色と文字を変えるたびに、tkinter.Label()を定義しなおす。
　軽い処理：tkinter.Labelは合計5ヶ作成。
　　　　　　色と文字を変える場合は、それぞれ、configでパラメータを書き換える。

99行目をコメントアウトすると、軽い処理を実行。
100行目をコメントアウトすると、重い処理を実行。

<実行画面>

<結果>
　下記のプログラムを実行すると、
　　重い処理を実行した場合では、2000回程で、表示更新が止まる。
　　タスクマネージャーで見ていると、表示更新が止まる直前で、CPU使用率が50%程に上がる。(開始直後は3%)
　　但し、表示更新は止まっていても、afterメソッドによる繰り返しは継続している。

　　軽い処理を実行した場合は、4000回でも表示更新は継続。

注）
　(※)labelの場合、.configによる変更でうまくいったが、set()で更新、get()で反映させるやり方でも
　うまくいく場合もあったり、この辺はまだ勉強中。